ごあいさつ
日本看護管理学会理事長 鶴田惠子
日本看護管理学会は、1996年6月22日に発足し、今年で13年目を迎え、会員も1675名になりました。
2009年度から新たな役員体制が組織され、本学会での第5期の理事長として責務を果たすことに際して、
大変光栄に思うとともに、身の引き締まる緊張した思いでおります。
本会は、「看護実践のあらゆる場における看護サービスの発展をめざして、看護サービスの組織的提供の仕組みを
社会的要因との関係において学術的に追求し、もって人々の健康とQOLの向上に寄与することを目的」(会則第2条)とし、
英訳が“Japan Academy of Nursing Administration and Policies”(会則第1条)でありますように、
外部環境の変化と関連した視点から学術的に追求して、政策(Policies)として提案し人々の健康に寄与していく使命を掲げております。
本会の目的を果たすために、第4期佐藤エキ子理事長が学会活動の6つの柱とされました。
1.年次大会
2.学会誌発行
3.学術推進
4.看護の適正評価
5.広報
6.看保連や看護系学会協議会との連携
以上についても、新役員とともに叡智を注いで取り組んで参ります。
世界的な経済不況や地球規模の環境破壊といった深刻な状況にあっても、看護実践のあらゆる場で滞りなく看護サービスを提供し続けていくために、
組織的提供の仕組みを合理的に再考する時期を迎えております。本会としては、看護管理者が合理的に意志決定をし、
マネジメント・プロセスを洗練させていくために必要な情報をタイムリーに発信したいと考えております。
2003年に本会で組織化した将来構想検討会の項目にありました「法人化の検討について」は、基盤となる財政の確保をするためにも
会員数をさらに増やす努力をして参ります。
会員の皆様のご協力とフィードバックをお願い申し上げます。
2009年4月吉日

年号 | 事例 | 内容 |
---|---|---|
1996 | 日本看護管理学会発足 | 1994年に始まった日本看護政策研究会という名の有志グループが6月22日学会を発足。 会員数約350人。 |
1997 | 第1回年次大会を横浜で開催 | 当時の会員数をはるかに越える約800人の参加者を得る。 |
1997 | 学会誌発行を開始 | 7月に第1巻1号を発行。以後年2回発行。 |
1999 | 「第1回看護管理セミナー」を開催 | その後第2期理事会の学術活動推進委員会が「セミナー」と「研究報告会」を別途企画し開催。毎年、前者・後者合わせて、年3回を開催。 |
2002 | 日本学術会議第19期に登録 | 第7部会「法医社会医学」と第6部会「家政学」の2つの研連に所属。 |
2003 | 学会ホームページを立ち上げ | 実践現場で働く看護管理者の多い学会員の情報アクセスが容易に。 |
2009 | 学会誌投稿のオンライン化に着手 | 論文投稿・査読のテストを開始。並行して会員向け論文検索サービスの提供もスタート。 |

日本看護管理学会役員
- 理事長
- 鶴田 惠子 日本赤十字看護大学
- 副理事長
- 手島 恵 千葉大学大学院看護学研究科
- 理事
- 井部 俊子 聖路加看護大学
柏木 公一 国立看護大学校
上泉 和子 青森県立保健大学健康科学部看護学科
菅田 勝也 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学科
酒井美絵子 群馬パース大学保健科学部看護学科
坂本 すが 公益社団法人 日本看護協会/東京医療保健大学医療保健学部
看護学科
福井トシ子 公益社団法人 日本看護協会
松月みどり 公益社団法人 日本看護協会
山内 豊明 名古屋大学医学部保健学科 - 監事
- 中村 惠子 札幌市立大学
矢野 正子 聖マリア学院大学 - 評議員
- 粟屋 典子 東京医療保健大学 東が丘看護学部
井部 俊子 聖路加看護大学
内田 宏美 島根大学医学部看護学科
大串 正樹 自由民主党 兵庫県第六選挙区支部
大森 綏子 (社)兵庫県看護協会
筧 淳夫 工学院大学建築学部
梶原 和歌 近森病院
柏木 公一 国立看護大学校
数間 恵子 前・東京大学大学院医学系研究科
上泉 和子 青森県立保健大学健康科学部看護学科
川嶋みどり 日本赤十字看護大学
菅田 勝也 東京大学医学部健康科学・看護学科
木村チヅ子
黒田 裕子 北里大学看護学部
小松万喜子 愛知県立大学
坂本 すが 公益社団法人 日本看護協会/東京医療保健大学医療保健学部
看護学科
重松 節美 熊本県看護協会
志自岐康子 首都大学東京健康福祉学部
鈴木のり子 JA長野厚生連 富士見高原病院
高谷 嘉枝 園田学園女子大学人間健康学部人間看護学科
近田 敬子 園田学園女子大学人間健康学部人間看護学科
鶴田 惠子 日本赤十字看護大学
鄭 佳紅 青森県立保健大学
手島 恵 千葉大学大学院看護学研究科
中村 惠子 札幌市立大学
成田 伸 自治医科大学看護学部
服部 玲子 (医社)魚橋会魚橋病院
福井トシ子 公益社団法人 日本看護協会
柾谷 京子 むつ総合病院
増野 園惠 近大姫路大学看護学部看護学科
松岡 緑 福岡女学院看護大学
松月みどり 公益社団法人 日本看護協会
道端由美子 (社福)恩賜財団済生会熊本病院
村上 成明 青森県立中央病院看護部
村嶋 幸代 東京大学大学院医学系研究科
森田 夏実 慶應義塾大学看護医療学部
矢野 正子 聖マリア学院大学
山内 豊明 名古屋大学医学部保健学科
山田佐登美 尾道市立市民病院
LEIBOWITZ,S.YOSHIKO 青森県立保健大学健康科学部看護学科

平成22年度日本看護管理学会理事会報告
平成22年度における本学会理事会は以下の日程で7回開催された。主たる内容を掲載する。
なお、会場は特記しない限り、日本赤十字看護大学である。
第1回会合
- 日時:
- 平成22年5月22日(土)14:00~17:00
- 出席者:
- 井部、柏木、上泉、菅田、酒井、坂本、鶴田、手島、中村、福井
- 議事内容:
-
1.第14回年次大会準備状況報告
2.平成21年度収支決算報告
3.日本看護管理学会平成21年度監査報告
4.平成22年度事業計画と予算の執行について
5.各委員会活動報告
6.緊急フォーラム開催報告
7.平成23年度活動計画・予算案の作成について
8.新規入会・退会者・資格喪失者について
第2回会合
- 日時:
- 平成22年7月17日(土)13:00~16:30
- 出席者:
- 井部、柏木、上泉、酒井、鶴田、手島、福井、山内
- 議事内容:
-
1.第14回年次大会準備状況報告
2.平成23年度活動計画・予算案について
3.各委員会活動報告
4.新規入会・退会者について
5.第16回年次大会長について
第16回の年次大会大会長は中村惠子氏(札幌市立大学)に内定した。
第3回会合
- 日時:
- 平成22年8月6日(土)16:00~18:00
- 出席者:
- 井部、柏木、酒井、鶴田、手島、松月、山内
- 議事内容:
-
1.第14回年次大会準備状況報告
2.平成21年度決算資料について
3.平成22年度第1四半期決算報告
4.平成22年度補正予算案について
5.平成23年度活動計画・予算案について
6.各委員会活動報告
7.平成22年度評議員会・総会の準備について
8.新規入会・退会者について
9.将来構想について
経費の効率化を合わせ、法人化について、23年度の事業案として継続的に検討する方向となった。
第4回会合
- 日時:
- 平成22年8月19日(木)16:00~18:00
- 出席者:
- 井部、柏木、菅田、上泉、酒井、坂本、鶴田、手島、中村、福井、山内、矢野
- 議事内容:
-
1.第14回年次大会準備状況報告
2.各委員会活動報告
3.平成22年度評議員会・総会の準備について
4.新規入会・退会者について
鶴田理事長より、年次大会発表者の入会手続きが間に合わなかった件が説明され、年次大会長より審議の申し出があり、審議の上承認された。
第5回(臨時紙面)理事会
- 審議期間:
- 平成22年9月24日(金)~10月1日(金)
- 審議事項:
-
1.選挙管理委員会委員について
1)選挙管理委員会委員辞任について
2)選挙管理委員会委員候補について
投票結果により、選挙管理委員会委員辞任と委員候補が承認された。
第6回会合
- 日時:
- 平成22年12月17日(金)17:00~19:30
- 出席者:
- 井部、柏木、上泉、菅田、酒井、坂本、鶴田、手島、中村、松月、山内
- 議事内容:
-
1.第14回年次大会報告
2.第15回年次大会準備状況報告
3.平成22年度評議員会・総会議事録(案)の確認
4.平成22年度第2四半期決算報告
5.ロゴマークについて
一般より募集したロゴマークについて、評議員の投票結果と決定したロゴマークが報告された。
6.各委員会活動報告
7.法人化について
8.新規入会・退会者について
第7回(臨時紙面)理事会
- 審議期間:
- 平成23年2月21日(月)~2月24日(木)
- 審議事項:
-
1.平成23年度日本看護管理学会研究助成選考審査委員会 審査結果について
投票結果により、研究助成選考審査委員会 審査結果が承認された。
第8回会合は平成23年3月26日(土)を予定していたが、東日本大震災により中止が決定された。

〒150-0012東京都渋谷区広尾4-1-3
日本赤十字看護大学内
日本看護管理学会事務局
TEL:03-3409-1290 FAX:03-3409-1290